こんにちは、さややです。今季はコーチをつけない方針で試合に出ていた宇野昌磨(うのしょうま)選手。グランプリシリーズフランス大会でまさかの8位にからロシア杯(ロステレコムカップ)では、復活の4位!
ロシア杯前に調整に行ったランビエールさんがコーチとして練習も見てくれ、キスクラ(キス&クライ:得点を待つ場所)にも座っていました。宇野選手は「どれだけ調子が悪くてもそれを話す相手がいて、プラスな気持ちが増えると僕は考えます」と笑顔。来年に向けたコーチ選びに注目ですね。当ブログでは関心を集める宇野選手のコーチについて、どこよりもわかりやすくお届けします。
宇野昌磨、ランビエールがコーチに就任と明かす!
全日本フィギュア公式練習後のメディア取材で以下のように明かしました!
フィギュアスケートの全日本選手権(国立代々木競技場)の男子4連覇がかかる宇野昌磨(22=トヨタ自動車)が18日、公式練習後に、06年トリノ五輪銀メダルで、05、06年に世界選手権を連覇したステファン・ランビエル氏(34=スイス)を新コーチとすることをフライング発表した。
「今シーズンはゴタゴタのままシーズンに入り、今後がだいたい決まってきたので、まだ発表があるのか分からないので、どこまで言っていいのか分からないですけど。みんなも多分、ステファンのところにお邪魔することにって…。言っちゃいけないので分からないですけど、ハハハハハハ。もう言っちゃった」今大会は臨時コーチで、年明けにも正式に発表される見込み。
長年指導を受けてきた樋口美穂子コーチの元を離れた今季。コーチ不在で臨んだ自身のGPシリーズ初戦、フランス杯は8位に終わり、得点を待つ「キスアンドクライ」で涙を流した。2戦目のロシア杯では、リンクサイドに立つランビエル氏の姿があり、スイスで練習を積んでいた。同氏のコーチ就任は既定路線と思われていた。
(スポニチアネックス2019年12月18日 17:03)
「もう言っちゃった」って、可愛いですね〜〜
コーチ契約がどこまで進んでいるか、正式発表は改めてするけれども、そろそろ発表しても大丈夫っていう段階まできているんでしょうね。
ロシア杯でステファンがついてくれて、宇野選手の演技が安定しましたし、表情が明るくなったので、よかったな〜って安心していたんですよ。
ステファンは表現力豊かな、ひきこまれる演技をするスケーターなので、宇野選手にもとってもプラスになるだろうから、個人的にも「このままコーチになってくれたら」って思っていたんですよ〜嬉しいな〜〜
全日本選手権の会場でもステファンが宇野選手と映ると大拍手でした。スケートファンは賛成している人が多いように思います。
なぜ、宇野昌磨、ロシア杯のキスクラにランビエールコーチが座ったの?
グランプリシリーズロシア杯、男子ショートプログラム、宇野選手。
4回転フリップこそ回転不足で転倒しましたが、4回転トゥループ+2回転とトリプルアクセルを決めました!
スピードがいつもより無いかな?と感じましたが、身体は大きく動いているように見えましたし、気合いもみなぎってました!
演技後は笑顔が見られました。達成感のある笑顔ですね。
ランビエールコーチと並んでキス&クライに座る宇野選手。絵になりますね~
実は、今後、メインコーチになるかどうかは、発表されていないんです。
フランス大会の後、宇野選手がスイスのランビエールコーチの元で練習していたときに、「キスクラに座ろうか?」「座って欲しい」というやりとりがあったとのことですよ。
ランビエールさんは、教え子のヴァシリエフス選手が出場するので、ロシア杯にはくる予定だったとしても、嬉しい気配りだなぁって思います。
ランビエールさんは表現力と芸術性が豊かな方なので、宇野選手にはいいコーチだろうなと思うので、なってほしい!
やっぱりコーチがいるのは、見ている方も安心感がありますね。
フランス大会、一人でキスクラに座っているのを見るのは辛すぎました(涙)
公式練習でも二人でいろいろ話し合っている姿が見られていました。解説の織田信成さんも「(ランビエールさんは)日本のアイスショーにもよく出ているので、信頼関係があり、よいコミュニケーションが取れているんではないか」とおっしゃっていましたね。
ショートプログラムは4位ですが、首位まで5点差、まだまだ巻き返せませす!
スポーツ=フィギュア=宇野、男子SPで4位発進 ロシア杯 https://t.co/lSbOSdJER0 pic.twitter.com/4dQtJAAxMR
— ロイター スポーツ (@ReutersJpSports) November 16, 2019
宇野昌磨、ロシア杯のフリーで復活4位!
6分間練習で解説の織田さんは「フランス大会では、今までの宇野選手からは考えられないような失敗が見られましたので、心配しました。けれど、4回転ジャンプを見ても、身体のキレも戻ってきています」と。
フリー164.95点をあげ、合計252.24点、ロシア杯4位です!
ジャンプ構成は、4回転サルコー(転倒)、トリプルアクセル、3回転ループ、 4回転トゥループ、 3回転サルコー+3回転トゥループ、トリプルアクセル+シングルオイラー+3回転フリップ、4回転トゥループ(転倒、回転不足?)
「構成を考えながら滑っていったらジャンプを抜かしてしまって、どうしようと。あってはいけないことなんですが、深刻な感じではなく笑いを含むような感じでした」と、演技後は高揚した表情で話していました。リラックスした感じ。
グランプリファイナル出場は逃してしまうことになりますが、生き返ったように明るい笑顔です。迷いをひとつ吹っ切れたようですね。
今回、ランビエールさんがコーチとして練習も見てくれていることについて、宇野選手は「どれだけ調子が悪くてもそれを話す相手がいて、共感できる人がいると、表情にも自然と出るし、プラスな気持ちが増えると僕は考えます」と答えていました。
まちがいなくこれからにつながるグランプリシリーズになりましたね。
それから、ロシア杯ではロシア男子が表彰台を独占しました。若手が育ってきていますね!イグナトフは来週末にNHK杯に来ます。楽しみです。
しかし、ライブ中継はやっぱりいいですね!ドキドキワクワクしながら見られる楽しみが録画とは違います。
ランビエールさんが宇野選手のコーチになってくれたらいいなあ…
そう思っていたらこんな記事を見つけました。
2週前のGP第3戦、フランス杯ではジャンプでミスを連発する「ぼろぼろ。どん底」(宇野)の内容で、自己最低の8位。メインコーチを置かずに臨んだ挑戦のシーズン前半で、日々の練習を楽しめない自分に気づいた。技術面の調整もうまくいかず、得意のトリプルアクセル(3回転半)さえ回転軸が大きく乱れていた。
協力を求めた相手は、以前から親交があったトリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビエル氏。調整期間はわずかだったが、「すごく充実していた」という。ロシア杯ではジャンプの精度が戻り、コーチの大切さを実感。2人とも明言は避けているものの、言葉の端々からは2022年北京五輪に向けてタッグを組む可能性が高いことをうかがわせる。(時事ドットコムニュース 2019年11月20日05時35分)
太字は私がつけたものですが、取材された記者さんもそう感じられたということです。
もちろん、昌磨くん本人、ランビエールさん本人から発表されるまで、どうなるかはわかりません。
が、それまで夢はもっておきましょう(笑)
ところで、キスクラってなに?
ちなみに、キスクラは、「キス&クライ」の略で、演技をおえた選手が得点を待つ場所。感激で抱擁したり涙したりという場所なので、そう名づけられたそうですよ。
上から見るとこんな感じです。
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いよいよNHK杯 Kiss & Cryの設営も進む
\#NHK杯フィギュア 明日22日に開幕!会場のキス アンド クライの設営も順調。
今年は、選手たちがどんな表情を見せてくれるのでしょうか?
全種目を総合 BS1 BS8K で生中継!
詳しい放送予定はこちら
↓ ↓ ↓https://t.co/DSgCuZZj1n pic.twitter.com/73l23FqVw2— NHKスポーツ (@nhk_sports) November 20, 2019
宇野昌磨、ランビエールコーチのアドバイス受けながら臨むロシア杯(ロステレコムカップ)
グランプリシリーズでは常に表彰台に上っていた宇野選手。フランス大会ではフリーでジャンプにミスが続き、まさかの8位。
宇野選手が中学生のころから見ていますが、トリプルアクセルを失敗するなんてはじめて見ました。4回転は長いこと飛べなかったけど、決めるようになってからは、安定して決めていたのに…
フランス大会の演技はとてもショックでしたが、練習環境を変えて、試行錯誤している最中だから、こういうこともあるのかもと覚悟を決めました。
多くのトップ選手と同様に、宇野選手もジュニアのころから国際大会で成績を上げてきました。ただ、青年期の大きな挫折をしてきていないな、と感じていたのです。
メダリストの名前の重み、成績を期待されることが重圧になってきていたと感じます。
「昨季を含めて一番気持ちがさわやか。ずっと結果を出さなきゃと思っていた。そういう感情が少しなくなった」と前向きに切り替えた。
(日刊スポーツ)
「もう一度、自分のスケートを見直したい」とあえてコーチをつけずに一人で自分を見つめ直している最中に見えます。
ひとつの試合の結果に一喜一憂するのではなく、試行錯誤の中から、より自分らしい「宇野昌磨の演技」を作り出してくれるのではないかなと。
ということで、ロシア杯ですが、公式練習でステファン・ランビエールさんからアドバイスを受ける姿が見られています。
フランス大会の後、スイスでランビエールコーチの指導を受けていたんですよね。
公式練習ではジャンプの調子が良かったとのこと。
この日の公式練習では4回転ジャンプをサルコー、フリップ、トーループと決めていき、フリーの曲かけ練習ではフランス杯で失敗が続いたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もきっちり成功。
(中日スポーツ)
インタビューではこう言っています。
「失敗するところまで失敗したからこそ気持ちをすごく一転させて練習に取り組むことができた。
気持ちが折れないように、そういう練習はできているので少しでもそういったところが試合で出せればいいなと」
髪を切って気持ちもすっきり、目に力がみなぎってますね!
これはロシア杯、楽しみです!
男子ショートプログラム11番滑走の宇野選手は15日15時20分(日本時間同日21時20分)に演技開始です。
宇野昌磨(うのしょうま)、コーチ変更 なぜ?クラブからの”卒業”を発表
6月3日、宇野昌磨公式サイトにクラブからの卒業が発表されました。
この度、私、宇野昌磨は長年お世話になっていたグランプリ東海を卒業いたしました。
まだ今後のことは具体的に決まっておりませんが、
まずは直ぐに始まる海外合宿に打ち込み、
一歩一歩進んで行きたいと思います。背中を押して送り出して下さった先生方、
また、多くの方々に支えられているこの競技人生に感謝の気持ちを忘れず、
新たなスタートを切りたいと思います。これからも応援どうぞよろしくお願いします。
(6月3日、宇野昌磨公式サイトより)
多くのスポーツ同様に、フィギュアスケートの場合も指導者を変えるというのは、選手にとって、おおきな決断です。
コーチによってそれぞれ個性があり、指導スタイルも違っています。
羽生結弦(はにゅうゆづる)選手が世界選手権で銅メダルをとったあと、仙台からカナダへ拠点をうつし、名伯楽ブライアン・オーサーに師事し、さらに飛躍をとげたことはよく知られています。
荒川静香(あらかわしずか)さんもコーチを写って実力を蓄えていきました。
このように長い目で見ればよい結果を生むことが多いのですが、移籍した環境の中で思うような結果が出ずに、日本に戻ってくる選手がいることも事実です。
相性もあり、名コーチ(といわれる人)についたからといって、すべての選手が成績を伸ばすわけではないという点で、リスクを背負うことになります。
また、練習環境もクラブによって大きな差が出てきます。
日本では、選手が練習できるのは、リンクが貸し切りにできる早朝や夜などに限られるケースが多くあります。
よりよい練習環境を求めて、移籍するケースはあります。
羽生選手が師事しているオーサーコーチが所属するクリケット・クラブは
富裕層の会員が多く資金に恵まれているため、設備やコーチ層が充実していることで有名です。
宇野選手は5歳でスケートを初めてから、ずっとグランプリ東海フィギュアスケーティングクラブで練習を続けてきました。
中学生で全日本選手権に出場したのを私も会場でみており、山田満知子コーチの「秘蔵っ子」という印象が強くありました。
本人も「ずっと樋口美穂子コーチの振付で滑っていく」という発言を続けていたこともあって、ファンもこのままでいると考えていた人が多いようです。
宇野昌磨のコーチ変更、なぜ?インタビュー動画
練習拠点(コーチ)を変えるには、選手それぞれに事情がありますが、宇野選手がこのタイミングで拠点を変えるということには、どんな理由があるのでしょうか。
7月のシニア合宿の際に行われたインタビューで語られてきました。
「(コーチとは家族のような関係で、山田コーチから)もっと違う環境に身をおいたほうがよいのではないかと(アドバイスを受けた)」ということも明かしました。
「複数の4回転ジャンプを飛んでいる選手ともに練習したい」という気持ちも明かしています。
私なりに推測してみます。
・3月、世界選手権で4位となり、表彰台に乗れなかったこと
1位 ネイサン・チェン(アメリカ)
2位 羽生結弦
3位 ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)
4位 宇野昌磨
この結果には驚きました。2人にはともかく、ヴィンセント・ジョウ選手に届かなかった…ということ。
ネイサン・チェン選手には2018年の世界選手権でも敗退しており(ネイサン・チェンが1位、宇野選手は2位)、平昌オリンピック以来、勝てていないのです。
先月のことですが、5月2日に国際スケート連盟(ISU)の世界ランキング(ワールドスタンディング)が更新されました。いくつもの国際大会のポイントを重ねて計算された結果です。
1位 ネイサン・チェン(アメリカ)
2位 宇野昌磨
3位 ミハイル・コリヤダ(ロシア)
4位 羽生結弦
日本ではオリンピックの戦績が幅をきかせますが、世界ランキングの現状はこのようなものでした。
個人競技である以上、どの選手も「あの選手に勝つためにはどうしたら」と工夫しています。
宇野選手もついに「このままではダメだ」と考えたのではないでしょうか?
いまのコーチが指導者として云々ということではなく、「現状のままではなく、変えなければ」と。
子どものときから慣れ親しんだ自分のすべてを理解されている環境をでて自分を高めたいという決意をした宇野選手。
拠点を移した当初は結果が出ない、そのリスクを背負っても自分を高めたい。
現在のメドベージェワ選手も、かつての浅田真央さんも、コーチを変えた1年目は成績が伸びず本当に苦労していました。
宇野選手にとって飛躍のきっかけになるのではないか、そんな気がしてなりません。
「卒業」ということばに「新たな世界に向かっていく自分」という決意を感じたからです。
宇野昌磨のショートは「Great Spirit(グレスピ)」、フリーは「Dancing on my own」、新プログラム発表!
6〜7月はロシアの有名なコーチ、エテリ・トゥトベリーゼのチーム合宿に参加、9月はスイスでステファン・ランビエールのもとで練習することが明らかになっていますが、どちらにも師事せず、「ぼくひとりでやっていくことになる」とのこと。
「THE ICE 2019」、「フレンズオンアイス2019」などのアイスショーが一段落つき、いよいよ競技会シーズンに向かって準備を進めていく季節になりました。
宇野選手の今季プログラムが発表されました。
【ショートプログラム】
曲目:Great Spirit
振付師:シェイリーン・ボーン【フリースケーティング】
曲目:Dancing on my own
アーティスト:Calum Scott
振付師:David Wilson
8月30日からのアイスショー「フレンズオンアイス2019」で、新ショートプログラムのお披露目がありました!
ネイティブアメリカンのGreat Spirit=「大いなる魂」をモチーフにしているユーロトランスの曲。
プリミティブで野性的な雰囲気が、フィギュアスケートではめずらしい曲調です。ワールドミュージック的な?
その野性的な曲に、宇野選手がビートにのって力強く踊っているのです。かっこよかった!
テレビニュースの映像でちら写りしていたのでご紹介します。
昨年のエキシビションでは顔にペイントしていましたが、試合プロということもあり、衣装もモダンでスッキリさせてきましたね。
「フレンズオンアイス2019」では宇野選手のチャーミングなスーツ姿が見られるコラボ(高橋大輔選手とチャーリー・ホワイトさんとの共演)もあり、楽しかったです!
新フリーのお披露目は「ジャパンオープン」になりそうですね。こちらも楽しみ。
今シーズンの宇野選手は、本当に目が離せないですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。