こんにちは、さややです。トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワ、今季シニアデビューしたロシアの15歳、16歳の若手女子スケーターがそろってグランプリファイナルに進出!3人で表彰台を独占しました。強過ぎ!
当ブログでは、トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワの違い、どこがすごいのか、ランキング形式でどこよりもわかりやすくお届けします!
驚異のエテリ3人娘、それぞれの強さの秘密とは?
トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワは、今季シニアデビューしたロシアの若手女子スケーター。3人とも、ザギトワを指導するエテリコーチの門下生です。
シニアとして初出場したグランプリシリーズ、すべての試合で優勝するという驚異の成績を収めました!
そして、伝統と格式あるヨーロッパフィギュアスケート選手権でも表彰台を独占、圧倒的な強さを誇ります。
それぞれの強さをいろんな方向から見てみると、それぞれの選手の特徴が見えてきます
トゥルソワ(トルソワ)、シェルバコワの4回転ジャンプ、ランキング!
1位 トゥルソワ トウループ、サルコウ、フリップ、ルッツの4種類の4回転ジャンプを飛びわける!
2位 シェルバコワ 最高難度の4回転ルッツをフリーで2本飛んでしまう!
3位 コストルナヤ トリプルアクセルを実装して、フリーに2本いれてくる!
世間でも4回転を成功させているというところで話題になっていますが、トゥルソワとシェルバコワに関しては、試合で見たときに唖然とした、あいた口がふさがらない、それくらいびっくりしました。
ルッツはジャンプの中でもアクセルについで難しいジャンプ。羽生選手も実戦に入れてきていますが、毎回は入れてません。
それをコンビネーションで飛べる選手なんて…男子でも金 博洋(ボーヤン・ジン)くらいしか知らないです。想像を絶する高難度なんですよ。
「女子選手が4回転ルッツをコンビネーションで飛んだ」なんて、マンガで書いたら編集者から「その設定は盛りすぎ。現実感がないから直してきて」ってネームがボツになるくらいの驚きですよ。
羽生くんが300点超えたときも「ユーリ!!! on ICE」を超えたって言われたし、このごろの若手はすごくって、年寄りはついていけませんよw
トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワの技術点ランキング!
1位 トゥルソワ ルッツを含む3種類4本の4回転ジャンプを入れるフリーの演技で100.20 点! ( ISU GP Skate Canada International 2019)
2位 シェルバコワ 高難度4回転ルッツを成功して、92.20点 ( ISU GP Skate America 2019)
3位 コストルナヤ トリプルアクセル実装、88.38 点 ( ISU GP Internationaux de France 2019)
自己最高得点(フリー)の技術点で比較しました。
4回転ジャンプを複数入れてくる、トゥルソワ、シェルバコワが抜けてきますね。
ちなみにトゥルソワの100.20 点は男子でもそうそう出ない点数です。
羽生結弦(はにゅうゆづる)今季最高得点が 116.59 点(Skate Canada International 2019)やネイサン・チェンの121.24 点(ISU 世界選手権 2019)は、おいておくとして。
日本男子で100点超えているのは、羽生くんと宇野昌磨(うのしょうま)くんくらい。宇野くんのパーソナルベスト104.48点(四大陸選手権2019)にも匹敵する数字です。
もう、絶句するしかないですよ〜!おそロシア!
コストルナヤが魅せる技の美しさ、ロシア女子ランキング!
1位 コストルナヤ 72.35 点 ( ISU GP NHK Trophy 2019)
2位 シェルバコワ 67.96点 ( ISU GP Skate America 2019)
3位 トゥルソワ 67.42点 ( ISU GP Skate Canada International 2019)
グランプリシリーズのフリーの演技構成点で比較しましたが、見ているときの実感ともかけ離れていないですね。
ザギトワも表現力豊かな選手ですが、彼女のベストは74.96 点(ネーベルホルン杯 2018)。シニアに上がったばかりのコストルナヤがそれに迫る点を出しているのが驚異です。
演技構成点は、スケーティング技術、音楽表現、振付、要素のつなぎ(トランジッション)、演技力、5つの項目でジャッジが採点します。
これは選手としてのキャリアがものをいう分野で、経験を重ねていくことでうまくなっていき、ジャッジからもそれが評価されて点数が上がっていくので、若い選手が高い点数を出すのは難しいのです。
日本のファンに「コス美」の愛称で呼ばれ、NHK杯では「美」のバナーがあげられたコストルナヤがダントツですね!あんなに美しい演技ってみたことがない、ため息しかでませんでした。
それでトリプルアクセルも飛べるのですから、強いのは納得です。
スポーツグラフィック誌『Number』で、「コストルナヤの情熱と理知、緊迫感」と題した記事がおもしろかったです。
4回転ジャンプを多く飛ぶ選手は、音楽表現や演技力までなかなかエネルギーを回せないもので、これは男子選手でも一緒です。
演技構成点はかつての「芸術点」にあたるもので、フィギュアスケートにとって大切な「芸術性」を点数化したものです。
技術点と演技構成点がともに高い選手こそが理想のフィギュアスケーターと言えると思いますが、高レベルになればなるほど、両立が難しいもの。
羽生選手は技術点と演技構成点ともに世界のトップだという点が、金メダリストであるということよりもすごい、と私は考えています。
トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワの衣装ランキング!
1位 シェルバコワ
演技途中で、衣装の色が「紺から赤に」チェンジ!これは動画でご覧ください
このインパクトはすごい。これも違う意味であいた口がふさがらない案件。
トゥルソワ(トルソワ)、コストルナヤ、シェルバコワのすごさまとめ
ということで、3人娘のすごさのまとめです。
技術のトゥルソワ、4回転に注目!
美しさのコストルナヤ、絶世の美少女の美演技をぜったいに見逃すな!
技術と美しさのバランスがいいシェルバコワ、衣装チェンジに注目!
グランプリファイナルでは、ぜひこのへんをチャックしてみてくださいね〜
最後までお読みいただき、ありがとうございました!