こんにちは、もりしたです。
さて、今回は、今期シニアデビューでグランプリファイナルの表彰台をさらっていったロシアの3選手の1人、アレクサンドラ・トゥルソワ選手についてまとめてみました!
トゥルソワ選手といえば、素晴らしいジャンプ技術をもった選手として有名です。
しかしリンクから降りればとても可愛らしい女の子で、わたしもとても大好きな選手なんですよ。
その理由も含めて彼女の魅力を紹介できたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
シニアデビューのトゥルソワ選手、グランプリシリーズ、ヨーロッパ選手権の結果は?
先述のとおり、トゥルソワ選手は2004年生まれの15歳、今期がシニア一年目の選手です。
コーチはエテリ・トゥトゥベリーゼ氏です。同門のアリーナ・コストルナヤ選手や、アンナ・シェルバコワ選手らと共にジュニア時代から華々しい成績を残しています。
ジュニア時代のトゥルソワ選手の戦績は、もう圧巻の一言です。
前シーズンとその一つ前のシーズン、世界ジュニア選手権の優勝者は彼女です。
ジュニア時代からエテリ門下生の三人衆の活躍は有名でしたが、中でも圧倒的な技術とジュニアにあるまじき落ち着いたメンタルで次々と新たな記録を打ち立てていくトゥルソワ選手の強さは本当にすごかったです。
そして満を辞してのシニアデビューの今期、トゥルソワ選手はグランプリシリーズはカナダとロシアに出場しています。そのどちらも1位通過で、グランプリファイナルへ駒を進めました。
しかし、グランプリファイナルの結果は、3位でした。1位2位に輝いたのは同門のコストルナヤ選手とシェルバコワ選手でした。
続くヨーロッパ選手権でも、順位は同じでした。つくづくロシア女子強いですね。
トゥルソワ選手にとっては悔しい結果だったに違いありません。
ではそのトゥルソワ選手の強さの理由は何なのか?次項で見ていきたいと思います。
女子史上初の四回転フリップ成功者のトゥルソワ、何種類の4回転を跳べるの?
トゥルソワ選手といえば、4回転ジャンプの多彩さで右に出るものがいません。
トウループ、サルコウ、フリップ、ルッツの4回転ジャンプを飛ぶことができます。
また、それらのうちのサルコウとルッツ以外のジャンプで初めて成功させた女子選手はトゥルソワ選手です。レコードメーカーですね。
付け加えますと、3回転トウループと3回転ループをセカンドジャンプにつけて跳べるので、ジャンプの組み合わせが本当に多彩です。
現状、4回転を複数跳べる選手は男子でもほんの数人です。
多用なジャンプを多彩な組み合わせで演技に組み込めるトゥルソワ選手は、男女通して世界でもトップレベルのジャンプ技術をもった選手だといえるでしょう。
また、グランプリファイナルではショートプログラムでトリプルアクセルに挑戦。(残念ながらこの時のチャレンジは失敗に終わってしまいましたが、、、)
今シーズンの終盤には、4回転ループを組み込むことを予告しています。
トゥルソワ選手の作った記録を書き連ねるだけでこの記事が終わってしまいそうなほどですね。本当に凄い選手なんです彼女。
あまりにも凄いのでファンのみなさんからは「トゥル様」「クワドクイーン」「先輩」などの愛称で親しまれています。
そんなトゥルソワ選手ですが、彼女の凄いところは、ジャンプの技術も勿論なんですが、そのメンタルにもあると常々わたしは思っています。
ジュニア一年目のシーズン、彼女が初めて4回転を成功させたシーズンですが、彼女はこの時シーズンのラストのロシアカップファイナルで初めて4回転サルコウを成功させました。
それまでは、ジュニアグランプリシリーズやジュニアのナショナルなど、シーズンを通して4回転に挑戦はしていたんですが、成功はしていなかったんです。
ジュニア一年目の選手は、やはり若い(というか幼い)ので、冒頭のジャンプで失敗すると、演技の集中力が続かなかったり、リカバリーが追いつかなかったりする選手もいます。
そんな中でトゥルソワ選手は、毎回の試合に4回転を組み込んでいました。
そのたびに失敗して転んだり、あるいは大きく音楽から遅れたりしたとしても、毎回しっかり立て直し、リカバリーをして演技を立て直し、結果に繋げられる選手でした。
ジュニア一年目の時からそんな選手だったのですから、シニアに上がってもきっと素晴らしい活躍をするのだろうと思っていました。
今シーズンのロシアナショナル、ヨーロッパ選手権と、きっと本人にとっては不本意な結果だったのだろうと思います。
この後の世界選手権で、きっと素晴らしい演技を見せてくれるだろうと楽しみにしています。
トゥルソワ選手、羽生選手とシンクロ4回転?
さて、今期のトゥルソワ選手といえば、ものすごく話題になったのがこの動画。
グランプリシリーズカナダ大会後に、トゥルソワ選手のInstagramで公開された動画です。
一緒にジャンプしているのは日本の羽生選手。2人が飛んでいるのは4回転トーループです。しかもものすごく息ぴったりです。
4回転のシンクロジャンプなんて生まれて初めてみたものですから、それはもう驚きました…。
インタビューによると、トゥルソワ選手から誘い、羽生選手がそれに乗る形で実現したコラボだったようです。いいものをみせていただきました…。
この動画は瞬く間に話題になり、Instagram上での再生回数は約55万回。(2020年2月現在)そのほか、さまざまなネットニュースでも話題になりました。
羽生選手といえば、今シーズンの初めにトゥルソワ選手に関して、以下のように述べています。
トゥルソワ選手はどちらかというと力で跳べるタイプの選手なので、たぶん、体幹もすごく強いだろうし、体のバネはすごくあるのかなという感じは受けました。あとは回転に入るスピードが非常に速いなと思っています。(https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2019/11/01/___split_18/index_2.php)より
具体的で初心者にもわかりやすい解説でありがたいですね。
確かに実際トゥルソワ選手の動きを見てると、まるで俊敏な猫のようにしなやかで、力強いですよね。
トゥルソワ選手の得意技の一つである、クリムキンイーグルも、そういった身体能力のなせる技なのかなと思いました。
トゥルソワがかわいい!身長は?プロフィールは?
最後に、トゥルソワ選手のプロフィールをまとめてみました。
本名は、アレクサンドラ・ヴェチェスラヴォヴナ・トゥルソワ。
生年月日は2004年6月23日。現在15歳です。
出身はリャザンです。モスクワの南の方にある町みたいですね。
身長は155cm。思ったより高い!
趣味は読書らしいです。
愛犬のチワワをよく試合後に連れている姿を見かけます。チワワのお名前はティナちゃんらしいです。
(ティナちゃんはダブルアクセル成功の折に御両親におねだりをして飼いはじめたワンちゃんらしいです。トリプルアクセルに成功した暁にはプードルがトゥルソワ家の仲間に加わるのだそうです。すごい犬好きですね…。)
また、トゥルソワ選手、試合後のインタビューなどでは、恥ずかしそうに受け答えしている姿が印象的です。首をふりふりしながら答えている姿がとても可愛らしいです。
インタビュー慣れしていないせいかと思ってたんですが、数年前のインタビューから変わらないので、多分単純に照れ屋さんなのではないかと思います。
試合中の眼光鋭く高難易度のジャンプを飛んでいる姿に比べると、リンクの外とのギャップがすごい選手だなあと常々思っています。
また、試合後たびたび話題にあがるのがその髪型!
試合中は1つにまとめてお団子にしているのでわかりませんが、実はこーんなに長いんです。
まるでラプンツェルのようだと思っていたんですが、本当にラプンツェルに憧れて髪を伸ばしているらしいです。
なんと生まれてから一度も髪を切ったことがないんだそう。可愛らしい理由で微笑ましいですね。
以上、今期大注目のロシア女子の1人、トゥルソワ選手についてまとめてみました。
ロシアナショナル、ヨーロッパ選手権ときっと本人にとっては悔しい結果だったことでしょうから、世界選手権でどんな演技を見せてくれるのか、今からとても楽しみですね。
わたしは彼女がプードルとチワワを連れて会場入りする日を本当に楽しみにしています。笑
それでは、お読みいただきありがとうございました!