こんにちは、さややです。全日本フィギュアスケート選手権大会(全日本選手権・全日本フィギュア)などでは、「ISU(アイエスユー:国際スケート連盟)非公認ですが、自己ベスト更新です!」というアナウンサーの声を聞きます。
ISU?非公認?ってなに?って感じですよね。
当ブログでは、ISU非公認得点について、どこよりもわかりやすくお届けします!
フィギュアスケートの得点、ISU非公認ってなに?
2019年の全日本選手権では羽生結弦選手が110.72点を出しました!メディアでは「非公認ながら」「世界最高得点」という言葉が踊っていました。
ISU(国際スケート連盟)がジャッジを派遣して採点する大会の得点が、ISUの公認記録として認定されています。
「世界最高得点」という場合はこのISU認定の得点になります。
全日本選手権はJSF(日本スケート連盟)が主催している試合なので、そこで出した得点はISUに公認はされないのです。しかし、ISUの採点基準にしたがって採点されているため、参考記録として扱われます。
そして、2020年のグランプリシリーズでの得点は「ISUの公認記録に反映しない」ということが報じられました。
これは、新型コロナ感染拡大のため、今季のグランプリシリーズへの出場資格を「地元選手や開催国に拠点を置く選手」と制限したため。
国際スケート連盟(ISU)の広報担当者は26日、新型コロナウイルスの影響で変則開催となった今季のフィギュアのグランプリ(GP)シリーズについて、得点は世界歴代最高や自己ベストなどISUの公認記録に反映しないと明らかにした。
これは異例な扱いですね!
ISU非公認だとどんな影響があるの?
・世界最高得点にカウントされない
これは一部の選手だけに影響することですが、世間的には大注目ですよね。
「世界最高得点」という響きがすごい。
ISUでは「世界歴代最高得点ランキング」を発表していますが、そこにカウントされないのです。
たとえば、2020年スケートアメリカの男子ショートプログラムでネイサン・チェン選手が出した、自己ベストを上回る111・17点も非公認となりました。
本人としてみれば、「グランプリシリーズの大会なのに」って、ちょっと残念に思ったかもしれませんね。
・自己ベスト(パーソナルベスト)記録にカウントされない
多くの選手に影響があるのはこっちのほうですね。
ISUの主催・公認する国際試合に出場したことのあるフィギュアスケート選手は、ISU公式サイトにバイオグラフィー(biography/個人年表)が掲載されています。そこにのせられる「自己ベスト(パーソナルベスト)記録」に扱われないということです。
ISU非公認得点のまとめ
・ISU(国際スケート連盟)が主催・公認する国際試合で出された得点が「ISU公認」。
・全日本選手権はJSF(日本スケート連盟)が主催している試合なので、そこで出した得点はISUに公認はされない。でも参考記録にはなる。
・自己ベスト(パーソナルベスト)記録として、ISUのバイオ(個人年表)にのるのはISU公認記録。
以上でした。
これもスケートのルールのひとつ。
知っておくと、全日本選手権観戦がもっとおもしろくなるかも?という記事はこちらです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。