2022年1月に「四大陸フィギュアスケート選手権大会(略称:四大陸選手権)」が2年ぶりに開催されました。
日本からはアイスダンスの村元/高橋組(かなだい)、女子シングルの三原舞依(みはらまい)、男子シングルの友野一希(とものかずき)が出場、3種目でメダルの期待がかかり、スケートファンとしてはワクワクします。
「四大陸」って聞き慣れない言葉ですよね?
四大陸選手権ってどんな大会か、ここでのメダルはどんな意味を持つのか、どこよりもわかりやすくお届けします!
四大陸フィギュア選手権ってなに?どの国から出るの?ロシアは?
「四大陸」って聞き慣れない言葉ですよね。私はフィギュアスケート見るようになって初めて聞きました。
四大陸フィギュアスケート選手権(Four Continents Figure Skating Championships)は、ヨーロッパを除く国と地域から参加するフィギュアスケートの国際大会。アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの4つの大陸の選手が出場資格を持つ。(Wikipediaより)
「(ロシアをふくむ)ヨーロッパを除く」というところがポイントです。
フィギュアスケート発祥の地ヨーロッパでは、世界選手権が行われる以前から「ヨーロッパ選手権」が開かれていて、130年以上の歴史ある大会。そのチャンピオンの重みは格別なものがあるんです。
ヨーロッパ選手権は世界フィギュアスケート選手権やオリンピック以上に古い歴史と伝統を持つ大会である。
「歴史に名を刻むには欠かすことの出来ないタイトル」といわれ、ヨーロッパの強豪選手達は挙って出場を目指し王座を争う。
ロシアやフランスなどの強豪国では仮に国内の選考大会でオリンピックや世界選手権代表の内定を得ていた者であっても、ヨーロッパ選手権で思うような演技ができなかった場合は内定を取り消すこともあるなど、非常に意識される大会である。(Wikipediaより)
男子シングルでは、2013年から7連覇したハビエル・フェルナンデス、プルシェンコ、ヤグディン
女子シングルでは、ザギトワ、メドベージェワ、トゥクタミシュワ、カロリーナ・コストナーのようなオリンピックで輝かしい成績を上げている選手ばかりです。
その「ヨーロッパを除く」地域でのチャンピオンを決めるのが、「四大陸フィギュアスケート選手権」というわけで、1999年に創設された新しい大会ながらも、格が高い大会になります。
ISU(国際スケート連盟)でも、ヨーロッパ選手権及び四大陸選手権は、世界選手権及び冬季オリンピックに次ぐ格の大会としていて、大会の格付けは国際スケート連盟の定めるランキング算出用ポイントなどに反映されています。
四大陸 選手権(2022年)アイスダンスでかなだいが2位表彰台!
2021年、四大陸選手権での村元哉中/髙橋大輔組(かなだい)、総合でも2位、銀メダルです!
#フィギュアスケート の四大陸選手権第2日、アイスダンスの村元哉中選手・髙橋大輔選手組がフリーで109.48点をマークして前日のリズムダンスに続いて2位となり、合計181.91点で2位に入りました。同種目で日本勢の最高順位となります。 https://t.co/nV1m51rc2c #がんばれニッポン pic.twitter.com/mEVI1z9OCM
— TEAM JAPAN (@Japan_Olympic) January 22, 2022
四大陸選手権はずっとオリンピックチャンピオンを排出する北米(アメリカ・カナダ)がメダルを独占していました。
そこに日本人初どころか、アジア勢として初めてメダルを取ったのが村元哉中/クリス・リード組(2018年)でした。
そして今回、その記録を更新して、村元哉中/髙橋大輔組が、四大陸選手権での日本人最高位となりました!
アイスダンスISUチャンピオンシップ銀メダルという快挙です!
大会での演技についてくわしくはこちらをどうぞ!
四大陸選手権(2020年)では鍵山優真が表彰台に!羽生結弦がグランドスラム達成!
2020年2月におこなわれた四大陸選手権では、羽生結弦(はにゅうゆづる)選手が初優勝してグランドスラムを達成。
鍵山優真(かぎやまゆうま)選手がジュニアながら、初出場で3位表彰台に乗るなど、今シーズンにつながる大躍進した大会でもあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。