こんにちは、さややです。
羽生結弦(はにゅうゆづる)選手の衣装デザインはどれもステキですね。過去のプログラムを演じるときでも、衣装をすこしずつバージョンアップするほどのこだわりを持つ羽生選手。
演技に影響するので、フィギュアスケートの衣装は選手とデザイナーのコラボ作品といってもいいほど。
今回は、羽生結弦選手の衣装について、どこよりもわかりやすくお届けします。
羽生結弦 「SEIMEI」衣装 一覧!
この写真が平昌オリンピックで着用していた「SEIMEI」の衣装です。
直衣(上着)の下に着ている単(ひとえ:着物部分)が紫で、袖口のリボンは水色。
羽生選手も参考にした映画『陰陽師』での安倍晴明(あべのせいめい)の衣装がこちら。
白の直衣(上着)に紫の単、この色合わせを「SEIMEI」の参考にしたようですね!
そして、2020年4月の四大陸選手権でお披露目になった「SEIMEI」の新しい衣装の写真がこちら。
衿元と肩から生地がのぞいているだけで生地の面積は少ないですが、ぱっと見て「変わった!」と感じるくらい、印象が変わっていますね。
平昌オリンピックの衣装の方が寒色系でクールなイメージ。
今回の変更点は、直衣(上着)の下に着ている単(ひとえ:着物部分)が明るい緑になっていることですね。
単にあわせて上着の袖口も緑にするなど、細かい変更がされています。
春に向けて、緑が萌えていくイメージでしょうか。
シーズン途中で、ショート・フリーともにプログラムを変えてきたのはどうしてでしょう?その理由についてまとめてみた記事はこちらです!
羽生結弦、バラード1番の衣装はどう変わった?
ショートプログラム世界最高得点をふたたび更新した「ショパンのバラード1番」。
四大陸選手権でお披露目になった新衣装はこちら。
白から淡いブルーのグラデーションが、そでとウエストにかけて入っています。
ウエストは金のサッシュベルトで、黒のパンツ。
衿元のビジューがきれいで、ノーブルな印象。
平昌オリンピックのときの「バラード1番」の衣装がこちら。
むむ?どこが変わったんでしょう?「SEIMEI」ほど変更点がわかりにくいですね。
羽生は演技後「衣装もちょっとした変更があって、そういったものも(観客に)改めて楽しんでいただけたらと思っていた」と話すと、変更点について「色です」と話した。平昌五輪当時と比べると明るい水色からより緑がかっているようにも見える。元に戻すのではなく、微妙な変化をもたらすあたり、羽生のエンターテイナーとしての一面をのぞかせた。(中日スポーツ2月7日)
見比べてみれば、うっすらと緑みがかかっているかな?
より透明感を感じる水色ですね。
この衣装でゆったりと大きなイーグルを回られると、氷の精のようでうっとりです。
繊細な変化でも、演じる本人には感じられるこだわりがあるそうです。
羽生結弦の衣装 デザイナーは、伊藤聡美(いとうさとみ)さん!
羽生結弦選手のほか、宇野昌磨選手、宮原知子選手、本田真凜選手、紀平梨花選手などトップスケーターの衣装を手がけています。
羽生選手の信頼も厚いようで、過去にも衣装デザインをてがけています。
これはエキシビション「Notte stellata」。
白鳥のイメージでしょうか。白い羽がとってもきれいです。
伊藤さんのデザインは個性的で、「すてき!」「見たことないデザイン」と感心してしまいます。
ビジュー(bijou)ってなに?
ビジュー(bijou)とは、フランス語で「宝石、装身具」という意味。宝石や珠玉、またはそのような細工物、装身具のことです。もともとは指輪、ネックレス、ブローチなどの装飾具をビジューと呼んでいましたが、最近では、洋服についている装飾もビジューと呼ぶようになりました。
フィギュアスケートの衣装には、飾りとしてビーズやスワロフスキークリスタルなどがついていますが、それをビジューといっています。
羽生選手の今季フリー衣装の背中部分です。
スワロフスキービーズやレースがふんだんに使われていて、とても美しいですね。
羽生結弦の伝説のニース、衣装 デザイナーは、折原志津子さん!
シニアデビューした2010年から2012年は、Mu-costume design/ミュウコスチュームデザインの折原志津子さんが羽生選手の衣装をてがけていました。
羽生結弦 2010-11 SP/ホワイトレジェンド *デザインのみ
2011-12 SP/悲愴 ブルー
2011-12 FP/ロミオとジュリエット ベージュ/ホワイト
「伝説のニース」といわれる2012年世界選手権フリー「ロミオとジュリエット」の衣装も担当されています!
初出場で、演技中に転倒するも、そのあとにみごとなトリプルアクセル、4回転トゥループを決めて銅メダルに輝いた作品です。
あの演技は忘れられませんね!!
衣装も大好きでした〜
羽生結弦の衣装、その価格は?
フィギュアスケートでは曲のイメージにあわせた衣装を着る必要があるのはご存知のとおり。
ほとんどの選手は毎年プログラムを変えるたびに衣装を新調していて、ファンもそれを楽しみにしているんです。
ダンス用品「チャコット」では既成デザインのフィギュアスケート衣装を販売していて、価格は5万円から17万円。
ショートプログラムとフリーの2種、必要になるので少なくても10万円以上はかかりますね!
負担を考えて、母親が手作りするという選手も多いです。
羽生選手もジュニア時代はお母さんが手作りしていました。
現在の羽生選手の衣装は、既製品ではなく曲のイメージにあわせて、フルオーダーで作られています。有名デザイナーにフルオーダーすると、1着50万円とも、凝ったものだと100万円を超えることもあるということです!
羽生結弦、Otonal(秋によせて)(2019ショートプログラム)新衣装はさざなみのようなブルー
曲は2018シーズンのOtonal(秋によせて)を今季も滑りますが、衣装が変更になりました。
水色のさざ波が重なっていくようなデザインです。この曲の繊細な雰囲気にすごくあっていますね。
ブルーのレースの手袋も個人的にはツボ。手が透けて見えることで指先のニュアンスが伝わってきます。
羽生結弦、フリーOrigin衣装に見るこだわりとは?
チャレンジャーシリーズ「オータムクラシック」を優勝で飾った羽生選手。
曲は昨季から継続ですが、こちらの衣装も新調しています。
羽生選手は腕からウエストにかけての身体の線が美しいんですよね〜!
上半身が紫のレースでおおわれていて、体型があらわになってしまうデザインですが、着こなしてしまっていてすごい。
昨シーズンの「黒」から、今シーズンは「紫」に衣裳を変えました。
昨年は野生動物のような印象もうけましたが、同じ曲でも今季はイメージを一変させています。
衣装がプログラムにあたえる影響をテレビで語っていました。
衣装によっても演じ方の雰囲気が全然違うと、こだわりを見せています。
今シーズンは優美な印象ですね~
演技冒頭で、背中がアップになるのですが、首元と腰に、紫のレースに薔薇と蝶があしらわれていて、スワロフスキーが輝いて、とってもキレイ…!
強くて、美しいという羽生選手の相反する魅力を融合させてしまったようなデザイン。
男女を超えてしまった美しさですね〜〜
背中から見たときに映える衣装ですね。
なんと、このOriginの衣装が展示されていると聞いたので、調べてみました。
羽生結弦衣装展、KOSÉ銀座が開催中!
羽生選手がCMに出演しているKOSÉのコンセプトストア「Maison KOSÉ銀座」にて羽生選手の衣装が展示されているとのこと。
調べてみると初代「Origin」、黒バージョンの衣装でした!
銀座へ。羽生さんの「Origin」の衣装見てきました。
すごい「存在感」👑と繊細な装飾には「脆さ」を感じ、重厚さと透明感を併せ持つパイプオルガンの音色をイメージさせられました。 pic.twitter.com/RxQPTlxchc— 加藤玲子 -小節のない音楽- (@green_notes605) May 20, 2021
伊藤さんの衣装って、間近でみると、繊細な飾りが流れるようにほどこされていて見ごたえがあるんですよね。
先日、母と一緒にKOSEさんに黒Origin様を見に行ってきた。羽生くんのトルソーと衣装を初めて見た母が、「想像してたよりずっと細い!! 奇跡のスタイルね!!」と興奮してた😆「そうでしょ?!すごいでしょ?!」となぜか私がドヤ顔で答えた😆
— Maki♪🌹💫🦋✧*̣̩⋆̩☽⋆゜ (@YuzuMkk) June 17, 2021
フィギュアスケート選手は男性でもホントほっそりしてて、衣装見るとホントびっくりします。
この展示は、「 MaisonKOSÉ銀座」で行われています。銀座SIXの隣。
現在もMaisonKOSÉ銀座にて展示させて頂いております羽生結弦選手の衣装ですが、
多くのお客様からのご要望を頂き、展示期間を延長させて頂くことになりました。■展示期間 ~2021年7月30日(金)
※展示期間、店舗営業時間は変更となる場合がございます。
※18:30でご鑑賞を終了とさせていただきます。予めご了承ください。
■衣装ご鑑賞時のお願い
・ご鑑賞を希望されるお客様はスタッフの案内に従って整列をお願いしております。
・待機列にお並びいただいたあとの中抜けは、お断りしております。
・待機列を離脱された場合、再度最後尾からお並びいただきますので予めご了承下さい。
・出来る限り多くのお客様にご鑑賞いただくことを目的に、お一人様2分を目安としております。
・混雑状況を鑑み、早めに整列のご案内を打ち切る場合がございます。
羽生選手のクリアファイルがもらえるキャンペーンのときもすごい行列だったのですが、今回はどうでしょうか?
羽生結弦の紫Originの衣装がマダム・タッソー東京に登場!
「セレブの等身大フィギュア」が見られるマダム・タッソー・東京、先日までは「パリの散歩道」衣装の羽生フィギュアがありました。
タッソーさんの羽生くん。
青パリ散から紫Originにリスタイリングされるの、待ち遠しい😚 pic.twitter.com/lmnmwpP6hH— maimai (@11272yuzu22320) March 12, 2021
紫Originの羽生フィギュアに展示替えされるそうです!
顔つきも変わるのかな?楽しみ。
2019年“Origin(紫ver.)”の衣装を纏った 新生羽生選手フィギュアはマダム・タッソー東京が再開次第お披露目させていただきます✨#マダムタッソー #マダムタッソー東京 #お台場 #羽生結弦 #羽生選手 #madametussauds #odaiba #yuzuruhanyu pic.twitter.com/l3wB5oXdxc
— マダム・タッソー東京 (@TussaudsTokyo) May 1, 2021
マダム・タッソー、昔は「蝋人形館」といってて、おどろおどろしい雰囲気だったのに、すっかり変わっててびっくりしましたw
羽生結弦の衣装、SEIMEIのデザイナーは、価格は?Originの展示がある?!まとめ
・羽生結弦の衣装、SEIMEIのデザイナーは、トップスケーターを多く手がける伊藤聡美さん
・伝説のニースふくめ、シニアデビューのころのデザイナーは折原志津子さん
・衣装の価格は既製デザインでは5万円程度、しかしフルオーダーだと50万円、凝ったデザインは100万を超えることも!
・Origin(黒)は「Maison KOSÉ銀座」で2021年7月30日まで展示。
・Origin(紫)はマダム・タッソー東京に近日公開!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。