フィギュアスケート✕源氏物語というあらたな試みのアイスショー「氷艶(ひょうえん)hyoen2019月光かりの如く」は今月26日に初日!あの平安朝の衣装で、ちゃんと滑れるの?そのギモンをはらう映像を紹介します。そして、びっくりのあらすじも。
氷艶hyoen2019キャストが平安朝の衣装で滑る映像はこちら!
あの平安朝の衣装で、ちゃんと踊れるの?というギモンにこたえてくれる映像を発見!
3月にさいたまスーパーアリーナでひらかれた世界選手権のオープニングセレモニーで、「月光かりの如く」のスペシャルパフォーマンスがおこなわれていました!
- 朱雀君(後の朱雀帝)のステファン・ランビエル(Stephane Lambiel)
- 弘徽殿女御の荒川静香(あらかわしずか)(Shizuka Arakawa)
- 朧月夜の鈴木明子(すずきあきこ)(Akiko Suzuki)
- 陰陽師の織田信成(おだのぶなり)(Nobunari Oda)
- 咲風の村上佳菜子(むらかみかなこ)(Kanako Murakami)
公式サイトにアップされている衣装そのままで、リンクに登場!
さすがの荒川さんも十二単では大きく動けない様子ですが、すーっと滑らかに滑っていますね。
ほかのキャストは足にまとわりつくものが少ないので、ほぼ問題なく動けているよう。安心!
氷艶hyoen2019キャストの映像:ステファン・ランビエル(Stephane Lambiel)、鈴木明子(Akiko Suzuki)
朱雀君(ステファン・ランビエール)と朧月夜(鈴木明子)がふたりで滑る場面もありました。
情感たっぷりな滑り。
ランビエールの衣装は重そうなのに、スピン、ジャンプまで!
期待以上に動けるんだな〜と感激しています。
あっこちゃんの美しいスパイラルにもうっとり。
外国人スケーターが平安朝の衣装を?とすこし心配になることもありましたが、杞憂でしたね。美しく着こなしていて眼福。
ますます、氷艶2019が楽しみになりました。アップしてくださった方、本当にありがとうございます。
氷艶キャストのみどころ:織田信成の陰陽師の見せ場!
陰陽師(織田信成)が桐壺を呪い殺す場面です。
しかし、弘徽殿は桐壺への嫉妬の炎を燃やし、付き従う貴族の長道(波岡一喜)の提案で、陰陽師(織田信成)を使い、桐壺を呪い殺してしまいます。
平原綾香さんのTwitterに、稽古ルポに注目!
弘徽殿女御(荒川静香)が陰陽師に「桐壺を呪い殺せ」と命じるおどろおどろしい場面から、桐壺を陰陽師が責め立てていく場面なんでしょうね。
姿勢を低くして、桐壺のまわりをぐるぐると回っている?それともつめよるところ?
織田くん、かっこいい!これはめっちゃ楽しみ。
氷艶合宿6日目 7/5
この日は、陰陽師との稽古。
壺・・・すごい体勢ですね(笑)
のぶくんの
陰陽師っぷりに注目ですぞ!#氷艶#織田信成 #平原綾香#光源氏 #桐壺 #藤壺 pic.twitter.com/7JSpGVp1sd— Ayaka Hirahara (@AyakaHirahara1) July 10, 2019
朱雀帝(ステファン・ランビエル)が紫の上(ユリア・リプニツカヤ)を誘惑!?
あらすじを読んでいると、朱雀君(ステファン・ランビエル)と光源氏(髙橋大輔)の対立が主軸になるようです。
そのなかで、女性をめぐる三角関係に陥るくだり、気になりますね。
というのも、髙橋大輔とランビエール、個性が濃くて表現力が高いスケーターです。ふたりで、三角関係の苦悩のナンバーをやったら、どれだけ見ごたえがあるかと想像するだけでワクワクします。
1・紫の上(ユリア・リプニツカヤ)をめぐるふたり
これはオリジナルの源氏物語にはない設定ですよね?
少女は成長し、紫の上(ユリア・リプニツカヤ)と名付けられ美しい女性となりました。そして、朱雀君は紫の上と偶然出会い一目で見初めてしまいます。
そんな時、帝が亡くなり朱雀君は新たな帝、朱雀帝となりました。朱雀帝は紫の上を無理やり手に入れようとするのですが … 。
朱雀帝が紫の上に懸想(けそう)をするって…光源氏の想い人を奪いにくる朱雀帝なのですね!
氷艶に出演するのは、みなシングルスケーター。いつもは一人でいろいろな人間の感情やドラマをリンクの上に表現しています。
そのスケーター同士が人間模様をえがきだす。すごいドラマチックな場面ができそう。
朱雀君(ステファン・ランビエル)と光源氏(髙橋大輔)が女性をめぐる三角関係がさらに?
源氏物語ではお妃候補の朧月夜に光源氏がいいより、それが知られてしまったことで光源氏が須磨に流されてしまいます。あらすじには書かれていないんですが、朧月夜との三角関係も気になります。
妄想2・朧月夜(鈴木明子)をめぐるふたり
朱雀君(ステファン・ランビエル)と朧月夜(鈴木明子)がふたりでいるところに、光源氏(髙橋大輔)が登場。朧月夜(鈴木明子)にひかれる光源氏(髙橋大輔)。ふたりの逢瀬のダンス。そして、そこに朱雀君(ステファン・ランビエル)が登場して、怒りのダンス、ふたりを引き裂く。
うわー、すごい。見たいですね〜期待のあまり、妄想に走ってしまいました(汗)
鈴木明子も表現力の豊かさで評価の高いスケーターですから、三人の心理描写がリンクの上にどう描かれていくのか、見てみたい組み合わせのひとつです。
氷艶で高橋大輔が演じる光源氏はなんと!
あらすじの最後でいちばんびっくりしたのが、このくだり。
さて、源氏物語の世界の人々は氷艶で新たな道を歩み始めます。
… 傷つき流された光源氏は、海賊の長の松浦(柚希礼音)や咲風(村上佳菜子)と出会い、圧政によって苦しむ民を救い、失われた光を取り戻すために都へと向かい、立ち上がるのでした。
ここは「氷艶2019」のオリジナルストーリーですね!
都から流罪になった光源氏は、海賊の長の松浦と咲風に出会う。そして圧政に苦しむ民の現状を知って、その民を救いたいと、都に向かう…
これは、光源氏は、海賊の長とともに民をひきいて、都に攻めのぼる、つまり朱雀帝に立ち向かうという場面!
「誰が想像しただろう、世直しする光源氏を」!
これはびっくりしました。
が、そもそも、「氷艶hyoen2017 -破沙羅-」は、神話の世界からはじまり、仁木弾正と義経という歌舞伎の大悪人とヒーローが時空を超えてあいまみえて戦うという、歌舞伎らしい、荒唐無稽な物語でした。
翻案の大胆さを「氷艶2019」でもぞんぶんに楽しめそうですね。
「氷艶hyoen2019月光かりの如く」の公式サイトからあらすじ全文
いずれのおん時にか … いつの頃のことでしょうか、時の帝(西岡德馬)には二人の皇子がおりました。
一人は帝の高貴な生まれのお后、弘徽殿女御(荒川静香)との間に生まれた兄の朱雀君。
一人は身分が低い生まれでありながら、 最も帝から愛されていた桐壺更衣(平原綾香)との間に生まれた弟の光君。幼い二人は仲良く遊んでおりました。しかし、弘徽殿は桐壺への嫉妬の炎を燃やし、付き従う貴族の長道(波岡一喜)の提案で、陰陽師(織田信成)を使い、桐壺を呪い殺してしまいます。
母を亡くした光君は帝から光源氏という姓名を与えられ臣下となりました。時は流れ、朱雀君(ステファン・ランビエル)は皇太子として、太陽のように輝き、光源氏(髙橋大輔)は月のように光る凛々しい若者となりました。
源氏のかたわらには親友の頭中将(福士誠治)。帝は新しいお后、藤壺宮(平原綾香)を迎えます。母に似た藤壺に惹かれてゆく源氏。
朱雀君にはお妃候補の朧月夜(鈴木明子)が寄り添いますが、二人に愛は芽生えません。一方、弘徽殿と長道は、朱雀君のライバルに成長した光源氏を亡き者にしようと企みます。
禁断の恋に落ちた源氏は藤壺と一夜の過ちを犯し、藤壺は子を身ごもります。しかし、犯した罪の重さに気付いた藤壺は源氏を拒むのでした。
むなしくなった源氏の前に野に咲く紫の花のような少女が現れ、源氏はその子を引き取って育てます。
少女は成長し、紫の上(ユリア・リプニツカヤ)と名付けられ美しい女性となりました。そして、朱雀君は紫の上と偶然出会い一目で見初めてしまいます。そんな時、帝が亡くなり朱雀君は新たな帝、朱雀帝となりました。朱雀帝は紫の上を無理やり手に入れようとするのですが … 。
さて、源氏物語の世界の人々は氷艶で新たな道を歩み始めます。
… 傷つき流された光源氏は、海賊の長の松浦(柚希礼音)や咲風(村上佳菜子)と出会い、圧政によって苦しむ民を救い、失われた光を取り戻すために都へと向かい、立ち上がるのでした。(「氷艶hyoen2019月光かりの如く」の公式サイト あらすじ)
紹介しきれないくらい魅力的なキャストの方々、チームワークもばっちり固まっているようです!
稽古でも全力!
楽しむときも全力!
ほんと最高なカンパニー!
桐壺帝の西岡德馬さん、弘徽殿女御の荒川静香さんの夫婦ツーショット♪
手にしているのは、オリジナルグッズのマイクロファイバータオルですね。
タオルは写真もバッチリ再現されているみたいですね。
紫の上役のリプニツカヤのインスタから。
荒川さんの十二単に鈴木明子さんとくるまっています。仲よさそう♪
このショーは本当に楽しみですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
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