アイスダンスとペアの違い、 ルールや見どころ、日本/海外カップル解説!

※本ページはプロモーションが含まれています

テレビやニュースでいつも取り上げられているフィギュアスケートですが、シングル男子・女子選手や試合の話題が多く、なじみのある方が多いかもしれません。しかし、フィギュアスケートの魅力はそれだけではないのです!

男女カップルで競技するアイスダンスは正にフィギュアスケート で一番華やかとも言える種目でしょう。今回はアイスダンスに注目して、色々とお話していきます!



スポンサーリンク
”羽生結弦”

アイスダンスとペアの違いって?

男女のペアで試合にいどむ種目はフィギュアスケートに2つあることはご存じかとおもいます。

1つはこれからお話しするアイスダンス、もう1つはフィギュアスケートペアという種目になります。まずはこの2つの種目の違いを確認してみましょう!

こまかいルールの違いはたくさんありますが、競技の観戦にあたっての見どころポイントを、まずは簡単に考えてみたいと思います。

アイスダンスは男女2人のうごきをシンクロさせながら、ステップや小刻みなターンでプログラム、曲を最大限に表現する。「ダンス」で魅了する競技と言えるでしょう。

ペアは男女だからこそ可能となる動きをたくさん取り入れ、アクロバティックな回転技やジャンプ等の「ワザ」を魅了する競技だと思います。

もう少し細かい違いについても、リストアップしてみました。

アイスダンスのルール(規定)

  • 競技中の男女の距離について、両手間隔以上離れている時間が10秒を超えてはならない
  • ジャンプ要素が競技の採点項目に含まれていない
  • リフト要素で、女性が男性の肩より上の位置に上げるのは禁止されている
  • 女性の衣装はスカートのみに限定

ペアのルール(規定)

  • 競技中の男女の距離について、制限がない
  • 「スロージャンプ」(男性が女性の腰や手をつかんで投げる技)など飛ぶ要素が含まれている
  • リフト要素で、男性が両腕を伸ばして女性を頭上に上げることができる
  • 女性の衣装はパンツスタイルもOKとされている

筆者も調べていて、今まで知らなかった驚きや、なるほど!と思うことばかりでした。このような違いを頭に入れておくと、観戦がより楽しくなってきますね。




アイスダンスのルール、知っておきたい点を解説!

アイスダンスは1952の世界フィギュアスケート選手権で初めて正式種目として追加された競技です。1976年にはインスブルクオリンピックで初めて冬季オリンピックの正式種目に加わりました。

130年の歴史があるフィギュアスケートでいちばん新しい種目なんですね。

競技種目として確立されたそのルールについて、さらに深掘りしてみましょう!

まずはプログラムですが、シングル競技と同じく、ショートプログラムにあたるリズムダンスとフリープログラムにあたるフリーダンスの合計点数で勝負が決まります。

リズムダンスのルール(規定)

制限時間は2分50秒。
シーズンごとに指定されるリズムとテーマにあわせて、必須項目として指定されている要素をプログラム中に行う必要があります。
必須要素はダンスエレメンツ、リフト、ステップシークエンス、シークエンシャルツイズルになります。

フジテレビ公式でルールをわかりやすく解説した動画があるのでご紹介しておきますね。

カップル競技担当の熱い男・鈴木芳彦アナウンサーと日本スケート連盟・強化スタッフ 五島千寿さんがリズムダンスのルール解説をしています。

フリーダンスのルール(規定)

制限時間は4分。
自由なリズムでプログラムを構成、表現して良いことになっています。リズムダンスとかぶる部分もありますが、必須要素はリフト、スピン、ステップシークエンス、シンクロナイズドツイズル、コレオグラフィックエレメンツとなります。

フリーダンスもフジテレビ公式でルールをわかりやすく解説した動画があるのでご紹介しておきますね。

カップル競技担当の熱い男・鈴木芳彦アナウンサーと日本スケート連盟・強化スタッフ 五島千寿さんがルール解説をしています。

必須要素については、非常に専門的な言葉が多くなってしまっていますが、シングル競技で見ていて大体のイメージがつく方もいらっしゃいますか?

やはり言葉で説明するより、百聞は一見にしかず。気になる方はぜひご紹介した動画サイトで実際の動きを調べてみてくださいね!




アイスダンスで見るべきはこの3組!

オリンピックや世界選手権で金メダルを争っているトップ選手は、カナダ、フランス、アメリカといった国が多いといえそうです。コーチや選手の数もアメリカ、カナダが多い印象があり、アイスダンスのライバル同士、共に競い合える環境なのでしょうね。

ここで筆者おすすめの3カップルについて注目してみたいと思います!

絶対王者「テサモエ」テッサ・バーチュー / スコット・モイヤー(カナダ)、3度の五輪メダル保持者!

まずは平昌オリンピック金メダリストのテッサ・バーチュー / スコット・モイヤー組をご紹介します。

カナダ出身で2019年の引退まで、22年間共にカップルとして試合にいどんできた二人。

2010年の自国開催バンクーバーオリンピックで金メダル、2014年ソチオリンピックで銀メダル、2018年平昌オリンピックで再度金メダルに返り咲いた実力!世界選手権でも3度優勝しています。

戦績は文句の無しのピカイチ、アイスダンスのレジェンドといった存在でしょう。

残念ながら今は引退してしまい、現役としての演技を見る機会はなくなってしまって寂しい限りです。一糸乱れぬダンスのキレ、二人の息のぴったりあった演技は感動するものばかりでした!

プライベートでは二人はパートナーではなく、現在別々のパートナーと結婚しているようです。22年間一緒にこれだけの結果を残してきた二人のパートナーシップは奇跡とも言えるのではないでしょうか!

世界チャンピオン「パパシゼ」 ガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン組(フランス)

次の注目は平昌オリンピック銀メダリストのガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン組でしょう。2015年、2016年、2018年、2019年と過去4度、世界選手権を制覇している実力の持ち主です。

二人の演技の魅力はとてもエレガントで大人の色気のある表現力。いつ見ても本当に魅力的だなと思います!どんなに大変な競技の合間にも、いつも冷静で大人の余裕を感じる二人、とても見惚れてしまうカップルですね。

二人はお互いが8歳、9歳の頃からずっとパートナーとして競技生活を続けているようです。テッサ・バーチュー / スコット・モイヤー組と同様、二人での競技生活が非常に長いことから、お互いにとって不可欠のパートナーなのでしょうね。

本当に残念ながら、今年の世界選手権はコロナの影響で準備が間に合わず、欠場となってしまったようです。

日本のアイスショーにも出演することの多い選手ですので、これからもきっと素晴らしいダンスを試合やエキシビションで見せてくれるでしょう。来シーズンでの復活が本当に楽しみですね!

日本代表「チームココ」小松原 美里 / ティム・コレト組(日本)

最後は現在日本のアイスダンス代表である小松原 美里 / ティム・コレト組です!もともとアメリカ国籍であったコレト選手と小松原選手がパートナーを組んだのは2016年。

その後順調に戦績をおさめて、2018年、2019年シーズンで全日本王者となり、日本代表アイスダンスカップルとして今シーズンの世界選手権にも出場予定です。

二人の愛称は「チーム ココ」、とても可愛らしい愛称ですよね!2017年には結婚して、公私共にパートナーとなった強い絆で結ばれたカップルです。

日本代表として小松原選手と競技を続けるため、日本語を覚えて日本国籍に帰化したというコレト選手。小松原選手との一生をかけた熱い思いに感動します。まさにドラマにあるラブストーリーのようですよね。

練習拠点はほとんど海外ということですが、過去数年の戦績をみてみると、来年の北京オリンピック出場に一番近いカップルなのではないかなと思います!

この2人の演技を過去に2度ほどアイスショーで見たことがあります。映画「君の名は。」の挿入歌「スパークル」を使ったとても素敵なプログラムにとても心を打たれました!演技を見ていて本当に少し涙が出たことを覚えています。

邦楽プログラムを使って滑ることはフィギュアスケートでは珍しいと思うのですが、日本語の歌詞の内容が色々とシンクロしていました。

まさに二人の夫婦の今までの物語、お互いへの愛情、絆、これからの未来をポジティブに一緒に生き抜く決意を強く語りかけているようで、一気にチームココのファンになってしまいました!




アイスダンスのカップルとは?恋人、結婚?兄弟姉妹も?

すでにこの記事で紹介した以外のカップルも含め、アイスダンスのカップルがどのような過去やながれで結成されるのか、とても興味がわきますよね。特に男女の競技となると、演技で恋人を演じることも多く、プライベートの関係等も気になってしまうかと思います!

アイスダンスのカップルにはどのような関係性があるのか、いくつかパターンに分けて少し考察してみました。

テッサ・バーチュー / スコット・モイヤー組、ブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン組のように、同国出身で小さい頃から何十年もともに競技に取り組むカップルのかたちは代表的かもしれませんね。

また、アイスダンスの世界では同じ国出身ではなく、国境を超えたカップルも多いなと思っています。小松原 美里 / ティム・コレト組もそうですし、平昌オリンピック日本代表であった村元哉中/クリス・リード組もアメリカと日本出身の国境を超えたカップルでしたね。

非常に残念ながらクリス・リード選手は2020年の3月に突然帰らぬ人となってしまったこと、本当に悲しい出来事です。実の妹のキャシー・リード選手とカップルを組んで長年アイスダンスに取り組み、氷上で輝いてきたことは、彼が亡き今も、世界のファンの心にずっと残っています。

兄弟でアイスダンスに取り組むカップルと言えば、平昌オリンピックアメリカ代表として銅メダルを見事獲得したマイア / アレックス・シブタニ組も非常に有名ですね。日系アメリカ人のとても仲むつまじい兄弟で、プライベートの様子を見ても、2人の兄弟の中は誰が間にも入ることができない強い絆を感じて、心があたたまります。

元々アイスダンスを幼い頃から中心として練習しているカップルもいますが、村元哉中選手と2019年にカップルを組んだ高橋大輔選手は誰もが知る男子シングルのバンクーバーオリンピック銅メダリスト。

シングルでの活躍をバネにアイスダンス へ競技を変えての新たな挑戦ですね。様々な形でいつまでも現役で勝負する高橋選手のアスリート魂は、ファンをいつまでも惹きつけます。いつまでも応援していたい選手ですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。



スポンサーリンク
”羽生結弦”

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
”羽生結弦”
error: Content is protected !!