今回は憂鬱な天気を吹っ飛ばしてしまうような、元気な元ペアスケーター、高橋成美(たかはしなるみ)さんの記事をお届けします!
高橋さんは、ペアとしてジュニア時代から素晴らしい成績を残し、シニアの世界選手権で銅メダルと素晴らしい成績を収めました。頭脳明晰で、語学の特技を持っており、慶應義塾大学を卒業した才女であることも知られています。
そんな高橋さんの多面にわたる活躍についてわかりやすくまとめました。
高橋成美の現在は??
高橋成美さんは現在、解説者、女優、JOC理事として活動されています。
解説者としては、とても分かりやすく、かつ素直な説明をされています。
高橋さんの解説の様子のいい記事がありましたので、引用します。
2021年11月17日、のスポニチさんの記事です。
グランプリシリーズ、NHK杯のショートプログラムの解説の様子です。
木原と三浦璃来(木下グループ)は、ショートプログラム(SP)で自己ベストの73・98点をマークして3位発進。2人が3回転トーループを決めると「降りる瞬間までピッタリ!」とし、スロー3回転ルッツは「スカっとしますね!」。ステップでは「さすがの膝の使い方」と感嘆の声を上げ、演技が終わると「すごい!ほんとにすごい!すごいな~!」と話した。
競技前から「ペアの魅力を知ってもらうチャンスなので頑張りたい」と話していた高橋さんは、“りくりゅう”の魅力も余すことなく伝えた。
三浦について「ほんと璃来ちゃんは強い、ペアガールとしてこんなに素晴らしい選手はいない」と絶賛。かつてのパートナー木原には「大事なところで笑わせてくれる」とし、「昔は部下にしたい男No.1だったけど、今は上司にしたい男No.1」と評していた。
高橋成美さんの所属事務所は松竹です。
女優としては、2022年10月28日公開の「月下香」という映画に菜摘という役で出演しています(松竹のHPより)。
これから、女優として、テレビや映画で見る機会が増えるといいですね!
また、JOCの理事としても活動しています。
JOCの理事に就かれた2021年6月25日当時、史上初の20代、29歳で。
フィギュアスケートはメダリストも多くいる中で、高橋さんが理事になられたのは、幼いころから海外で暮らした経験があり、語学も堪能で、国際的な感覚をお持ちの部分が高く評価されたからかもしれません。
高橋成美はりくりゅうペアの木原龍一と以前ペアを組んでいた?
高橋成美さんは以前、木原龍一さんとペアを組んでいました。
木原龍一さんは、現在はりくりゅうペアとして世界選手権で日本人初優勝を遂げた実力者です。
高橋成美さんが木原龍一さんとペアを組んでいた期間は、2013-2014シーズンと2014-2015シーズン。
ペアを組んだ理由について、2013年12月13日の記事より。
何より高橋と波長が合ったのが大きかった。
「陸上トレーニングで一緒にツイストなんかの練習をやっていたんですけど、タイミングがすごく合ったんですね。サイド・バイ・サイドのジャンプを一緒に飛ぶときも、ジャンプのタメの考え方が同じだったので、一緒に滑ったら合うんじゃないかと思っていました」(高橋)
高橋成美・木原龍一ペアの戦績をお伝えします。
2014-2015シーズンは、オリンピック18位、世界選手権17位でした。
次の2014-2015シーズンは、四大陸選手権10位、世界選手権19位でした。
次のトピックで触れる前パートナーのマーヴィンさんと組んでいたときほどの華々しい成績ではないのかもしれませんが、ペアを組んだばかりのシーズンにオリンピックに出場するなんて、本当に凄いと思います。
高橋成美の実績は?マーヴィン・トランと世界選手権で3位に!
高橋さんは、木原龍一さんとペアを組む前は、2007-2008シーズンから、2011-2012シーズンまでカナダのマーヴィン・トランさんと一緒に競技をしていました。
ジュニアグランプリファイナルでは、2009年2位、2010年優勝、ジュニア世界選手権では、2010年2位、2011年3位、ジュニアの時代から素晴らしい成績を残しています。
シニアに上がってからも、2011年グランプリファイナル6位、2012年世界選手権3位といった立派な成績を納めています。
2012年世界選手権の3位が決定した時に、成美さんがコーチのお一人と思われる男性に飛びついて喜んでいたシーンは、本当に印象に残っています。
なぜ、カップルを解消したのか、とお思いになられる方もいるかもしれません。
規程上、ペアの二人の国籍が違う場合は、オリンピックに出場できません。
世界選手権には上記の規定がないため、出場が可能でした。
お二人がカップルを解消した理由は定かではありませんが、一説には、トランさん、高橋さんの間で国籍をどうするかの折り合いが難しかったからだ、ともいわれています。
高橋成美の引退理由は??
高橋成美さんは、2018年4月5日引退を発表しました。
木下グループのニュースリリースの日付を参照しました。
2018年4月5日の産経新聞より引用します。
「けがもあり、十分な練習を積めなくなった」
のが引退理由とのこと。
「新しい道を切り開き、成し遂げることをモットーとしてきた」
そうです。
怪我などで競技に十分取り組めない状況になってしまって、引退を決意されたのかもしれませんね。
高橋成美は頭脳明晰!学歴は慶應義塾大学出身の才女!
高橋成美さんは、頭脳明晰なことでも有名です。
特技は語学 (英語・中国語が堪能)とのこと。
日本語、英語、フランス語、中国語、イタリア語、ロシア語、韓国語、の七か国語を操れるとのことです(2018年4月5日スポーツ報知より)。
それだけでも本当に賢いんだなって思います。
けれど、学歴を見て、さらにびっくりしました。
なんと高校は渋谷教育学園幕張高等学校(通称渋谷幕張)出身です。
渋谷幕張は東大に70人ほどの合格者が出ている日本でも有数の進学校。
大学は慶應義塾大学、総合政策学部を卒業されているそうです。
慶應の総合政策学部といえば、偏差値70。
受験校としては、大変な難関です。
京都大学に受かった友人が、ここの総合政策学部には落ちたとか……。
高橋さんが一般入試か、推薦枠かは不明です。
どちらにしても、狭き門である事に変わりはないと思います。
競技をしながら、進学校の高校から難関大学に入学し、卒業するなんて(ご卒業は競技卒業後のようですが)、本当にすごいですよね!