島田麻央(しまだまお)選手は、4回転、トリプルアクセルを持つ、ミラノオリンピックでの活躍が期待されるジュニア選手です。
2022年全日本選手権で3位表彰台に載り、2023年 世界ジュニア選手権大会 優勝と目覚ましい活躍を見せています。
この記事では、島田選手のコーチ、御両親、名前の由来について、わかりやすくお伝えします。
島田麻央のコーチは木下アカデミーのあの方!
島田麻央さんのコーチは木下アカデミーのゼネラルマネージャーもされていらっしゃる濱田美栄(はまだみえ)コーチです
濱田コーチと言えば、宮原知子さんや紀平梨花さんなどトップ選手を育ててきた名コーチでもあります。
島田選手の所属は木下アカデミー、ホームリンクは、「木下アカデミー京都アイスアリーナ」です。
木下グループが運営する木下スケートアカデミーは国際大会で活躍ができるフィギュアスケーターの育成を目的としています。
京都(木下アカデミー京都アイスアリーナ)に通年スケートリンクを練習場として確保し、年間を通して練習を行える環境を準備しています(木下アカデミー公式サイトより)
ゼネラルマネージャーは濱田美栄さん、他にコーチとして、ジスラン・ブリアンさん、ステファン・ランビエールさん、
キャシー・リードさん、村本小月さん、佐藤光彬さんなどが名前を連ねています。
コーチ勢が本当に豪華ですね! そして日本で一番と言っていい位に恵まれたスケートの練習環境だと思います。
昨年(2021年)の全日本選手権で10位以内の選手のうち、何人が濱田コーチに現在進行形で指導を受けていたか数えてみました。
3位河辺愛菜さん、9位吉田陽菜さん、10位柴山歩さん
10人中3人というのは、なかなかの人数ですね!
名コーチの元で怪我に気をつけて練習を積んで、レベルアップしていく島田さんの姿を応援していきたいと思います。
島田麻央の両親は浅田真央ファン?
「まお」と言えば、フィギュアスケートファンなら誰でもまず、浅田真央さんを思い浮かべるのではないでしょうか。
今回の記事の主役、島田麻央さんのお名前は、お母さんの歩さんが浅田真央さんにちなんでつけられたそうです。
もちろん、お母さんは浅田真央さんのファンとのことです。
お父さんについては、あまり情報はありません。
東京出身で2021年4月20日の日刊スポーツの記事によりますと、2020年2月に麻央さんが小学5年生のときに、スケートの練習の為に、妹さんとお母さまと麻央さんとで京都に転居されたそうです。
先ほどの日刊スポーツの記事から再度引用します。「気分転換は(3歳下の)妹とくだらない話をすることです」とありますので、
妹さんがいらっしゃることがわかりますね。
気分転換になる、と言っているので、きっと仲のいい姉妹なのでしょう。
島田麻央の4回転とトリプルアクセルについて
島田麻央さんと言えば、日本人女子選手ではじめて試合で4回転トゥループを成功させた、というニュースで
ご存じの方も多いのではないでしょうか。
ただ、島田さんの成功は国内試合ということもあり、公式(国際試合)での成功にはカウントされていません。
初成功は2021年3月28日、京都府選手権という地方大会においてです。このときの加点(GOE)は2.61点という大きなものでした。
世界選手権などの国際大会でのトップ選手が出すGoe加点と遜色がない出来栄え点です。
いかに島田さんのジャンプが素晴らしかったかがこれだけでも分かりますね!
翌(2021-2022)シーズンには4回転トゥループをノービス近畿選手権、全日本ノービス選手権、全日本ジュニア選手権で成功させています。
ちなみに日本のノービス以下のカテゴリーではショートがなく、フリーのみの演技になっています。
島田さんのトリプルアクセルについてですが、意外にも初成功は4回転トゥループよりも後になります。
初成功は前年4回転トゥループを成功させた2022年3月の京都府選手権でした。
公式で成功したのは、2022年9月のジュニアグランプリシリーズ第2戦チェコスケートが
初となります。
初成功となったトリプルアクセルには、1.37点の加点がついています。
動画を見た感想ですが、本当に軽やかなトリプルアクセルだな、と思いました。
島田麻央のジュニアグランプリの成績は? 世界ジュニアにも期待
島田さんは、今年(2022-2023シーズン)からジュニアのカテゴリーで試合に出場しています。
ジュニアのグランプリシリーズ・チェコスケートではデビュー戦でいきなりの優勝という快挙でした。
島田さん、おめでとうございます!
演技はショートプログラムでは、3回転ループ、ダブルアクセル、基礎点が1.1倍になる後半に
3回転ルッツ-3回転トゥループの連続ジャンプという内容でした。もちろんすべて成功です。
フリーでは4回転トゥループは残念ながら転倒したものの、トリプルアクセル他のジャンプを
全て成功させ、スピン、ステップすべてレベル4という素晴らしい演技でした。
4回転トゥループ、3回転アクセル、3回転ルッツ-3回転トゥループ、3回転フリップ~2回転アクセル、3回転サルコー-3回転トゥループ-2回転トゥループ、3回転ループ、3回転ルッツ
ジャンプの構成が高難度過ぎます。
これノーミスなら何点出るんでしょう……!
このときのスコアは、ショート71.49点、フリー141.16点 合計212.65点でした。
公式の国際大会での自己ベストを50点以上も更新しています。
島田選手がこれまでに出ていたカテゴリーとは異なるとはいえ、本当に凄いスコアの伸びですね!
合計点のトータルスコアも、9月25日現在までのジュニア女子の中では、1位です。
まだ、ジュニアのグランプリシリーズはまだ途中ですので、今年のトップ選手が出そろっては
いないと思いますが、世界ジュニアでの表彰台も大いに期待できる成績ですね!
島田麻央、次のオリンピックでは17歳!出場は?
2022年6月、国際スケート連盟はシニアへ出場できる年齢を現在の15歳から17歳への段階的な引き上げを決めました。
2026年のミラノ・コルテナダンべッツォ大会に出場するためには、オリンピックの開催される年の7月1日までに17歳の誕生日を迎えている必要があります。
ですが、島田さんは2026年10月30日に17歳となるため、約4か月足りず、2026年五輪には出場資格がない、ということになります。
これは大ショック!
9月30日生まれの浅田真央さんもトリノ五輪には約3か月足りず出場できなかった当時が思い出されます。
島田さんは2022年7月7日付けの毎日新聞の取材にこう答えています。
「もともと、五輪に出ることに関して、年齢とかは気にしていなかったので全然残念とかは思わなかったです」
このこだわりのない、大きな器もトップ選手の所以、なのかもしれません。
島田麻央 身長 年齢 出身などプロフィール(2022年9月25日現在)
名前:島田麻央(しまだまお)
身長:143センチ
年齢:13歳
出身:東京都
生年月日:2008年10月30日
学歴:宇治市広野中学校2年生
所属クラブ:木下アカデミー
コーチ:濱田美栄
練習拠点:木下アカデミー京都アイスアリーナ
自己ベスト:総合 212.65点(JGPチェコスケート)
ショート 71.49点(JGPチェコスケート)
フリー 141.16点(JGPチェコスケート)
最後までお読みいただき、ありがとうございます