ペアの現世界チャンピオンでもある木原龍一(きはらりゅういち)選手と三浦璃来(みうらりく)選手。
二人の名前をつなげた「りくりゅう」の愛称で知られています。
- 木原龍一と三浦璃来の相性。トライアウトでの印象!
- 木原龍一と三浦璃来(りくりゅう)のコーチ
- 木原龍一の過去のパートナー
この記事では、木原龍一と三浦璃来のペアについて、わかりやすくお伝えしていきます。
木原龍一と三浦璃来の相性は? トライアウトでの印象!
木原龍一と三浦璃来は2019年8月からペアを組んでいます。
ペアを組むきっかけは三浦選手が木原選手に声をかけ
トライアウト(ペアの選手同士が組むかどうかテストする滑り)に誘ったそうです。
木原選手はトライアウトのときのようすをこのように語っています。
試しに2人で滑り、三浦を投げ上げるツイストリフトをやってみた瞬間に相性の良さを直感したという。「衝撃が走った。今までと違う、と確信した」と木原。
(2022年2月7付け東京新聞)
「衝撃が走った。今までと違う、と確信した」
ツイストリフトが今までにない感触だったということで、一度で相性の良さを実感されたんですね!
まさに「運命のカップル」。
また、お互いの印象についても、こう語っています。
「言葉では言い表せない相性というのがペアにはあるんだなと思います」(木原)
「ペアはどちらかが合わせるイメージでしたけど、滑ってみてお互いが合いました」(三浦)
(2023年4月4日付のスポルティーバ)
「合わせる」ではなく「合う」カップル。
お互いにここまで相性がいい相手とペアを組めるというのも、本当にすごい確率ですし、
出会うべくして、出会った二人なのかもしれませんね!
ちなみにトライアウトの場所は愛知県、木原選手の元所属クラブが”邦和スポーツランド”でした。
Q、愛知は2人にとってどんな場所ですか
三浦:私にとっては出会いの場所ですね。
木原:一番最初のトライアウトが名古屋市港区にある邦和みなとスポーツ&カルチャーさんでしたので、本当にスタート、始まりの地かなって思っています。(2023年4月14日のメ―ロメロ! メーテレ)
「りくりゅう」ペアの始まりは木原選手に縁のある場所だったんですね!
木原龍一と三浦璃来(りくりゅう)のコーチは誰?拠点は?
木原龍一と三浦璃来「りくりゅう」ペアのコーチは、
カナダ人のメーガン・デュハメルとブルーノ・マルコットです。
試合のとき、りくりゅうにつきそってキスクラに座っているのが、ブルーノ・マルコットコーチですね。
試合前、緊張する三浦選手を励ましたり
得点が出たときの喜び方を見ていると
マルコットコーチが二人を大事に育てているのがわかります。
ブルーノ・マルコットコーチは、元ペアの選手で
カナダのISU(国際スケート連盟)テクニカルスペシャリストの資格を持っています。
メーガン・デュハメルも元ペアの選手でした。
現役時代、メーガンは、エリック・ラドフォードとペアを組んでいました。
エリック・ラドフォードとのペアで立派な成績を残しています。
四大陸選手権銀メダルは2011年、2017年。
2013年、2015年、四大陸選手権優勝。
グランプリファイナル優勝は2014年。2015年、グランプリファイナル銀メダル。
グランプリファイナル銅メダルを2016年、2017年に獲得しています。
2013年、2014年、世界選手権銅メダル。世界選手権を2015年、2016年に連覇。
2018年平昌オリンピック銅メダル。
本当に素晴らしい成績を残していらっしゃいますよね!
ブルーノとメーガンには娘が二人います。
ブルーノが、デュハメル&ラドフォード組のコーチをしていたこともあります。
木原龍一と三浦璃来(りくりゅう)の拠点は?
木原龍一と三浦璃来(りくりゅう)の練習拠点はスケートオークビル(カナダ)です。
コーチであるメーガン・デュハメルとブルーノ・マルコットが所属しているアイスリンクです。
木原龍一はかっこいい! 変わった?身長はどれくらい??
ペアの男性は、女性をリフトしたり、放り投げたり、
かなり体力が要りそうですよね。
木原選手がシングルだった時の体型を覚えていらますか??
私は、木原選手がペアに転向したら、かなり男らしい体つきになったなあとびっくりしたのを覚えています。
身長は175センチ。シングル時代の体重は、60キロほどだったそうです。
現在の体重は73キロ。
筋肉は重さがありますから、しっかりと筋肉がついている証拠なのでしょうね!
2022年2月4日の朝日新聞の記事から引用します。
「昔は服のサイズはSだったのが、今はXL。体重も20キロほど増えたと思います」
服のサイズが、SからXL!
それも太って、ではなく筋力をつけて、なのですから、本当に凄いですよね!
また、具体的にどんな形で肉体改造をしたか、2023年4月7日のNumber Webより引用します。
食事のメニューで大きな軸となったのが、タンパク質をとることを目的とした鶏の胸肉だった。どれだけ飽きようとも、胸肉を中心に口に運び続けた。2021年のNHK杯のとき、三浦との2人のキャッチフレーズが話題になったことがある。そのとき木原は「胸肉、もも肉とかいいんじゃない?」と言って三浦に却下されたが、その言葉も、食への長年の取り組みを思わせる。
食の変化に限らず、ペア転向後は筋力トレーニングも取り入れた。
木原選手の肉体改造の陰に、筋トレと鶏もも肉のタンパク質摂取あり! という事なんですね。
筋力をつけたい方、この肉体改造術を取り入れるのもいいかもしれません!
木原龍一の以前のパートナーは高橋成美さん!
ペアに転向した時の木原選手のパートナーは現在解説などで活躍していらっしゃる高橋成美(たかはしなるみ)さんでした。
2013-2014シーズンに高橋成美さんとペアを組み、なんとペア転向の翌年にはオリンピックに出場という快挙を成し遂げます!
残念ながら、木原選手と高橋成美さんのペアは2014-2015シーズンで解消となってしまいました。
けれども、ペアスケーターとして、経験豊かな高橋さんとパートナーを組んでいたことは、木原選手のキャリアにとても大きな影響を与えたのだと思います。
高橋成美さんは現在、解説のほかタレントとしても幅広く活躍しています。
詳しくは、こちらの記事↓↓で解説しています。
高橋さんも、試合の解説で「すごい!」を連発していたり、
いろいろな媒体でりくりゅうコンビを絶賛していたりしますから、
元パートナーとして、いい関係ですね。
木原龍一と須崎海羽のペアが解散した理由は?? 仲はどうだった??
高橋成美さんとペアを解消した後に、木原選手のパートナーになったのは須崎海羽さんです。
木原選手とは、2015-2016シーズンから2018-2019シーズンまでペアを組んでいました。
2016-2017シーズンに四大陸選手権13位。翌年の2017-2018シーズンには同大会8位と順調に成績を伸ばしてきていました。
しかし、2019年の四大陸選手権の直前の練習で木原選手は、脳震盪を起こしてしまいます。
脳震盪の影響は大きく、2019年の四大陸選手権、世界選手権と欠場を余儀なくされてしまいました。
須崎さんとは2019年4月にペアを解消しています。
詳しい事はわかりませんが、ペア解消には脳震盪が原因の一つだったのかもしれません。
一時は、古巣の邦和スポーツランドで靴の貸し出しや宿直業務などの仕事していたという事ですから、本当に進退を考えるところまできていたのですね。
そういったところから、三浦選手との運命的な出会い、そして着実に成績を積み上げて、世界選手権優勝という素晴らしい結果を残した木原さん、本当に素晴らしいと思います。
2023年の全日本選手権は木原選手のケガで欠場でしたが
しっかりと体を治して、ステキな演技を見せてくれることを
期待しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。