こんにちは、さややです。現地時間の11日午後3時30分(日本時間12日午前4時30分)に「世界フィギュアスケート選手権大会(略称:世界選手権)」の中止が決定され、カナダ・ケベック州政府から発表がありました!フィギュアスケートのシーズン総決算ともいえる大会の中止は驚きです!
当ブログでは、世界フィギュアスケート選手権大会の中止と延期の速報を、どこよりもわかりやすくお届けします!
世界フィギュア、新型コロナ感染拡大を受けて中止が決定
今週になって、ヨーロッパでも新型コロナウィルスの感染拡大に拍車がかかる中、ファンも関心をよせていた世界フィギュアの開催。
会場があるカナダのケベック州政府保健省が開催についてこの数日、協議していましたが、昨日も結論は出されず。
2020年3月16~にモントリオールで開催されるISU世界フィギュアスケート選手権に関してISUはケベック州保健省がケベック州のすべての主要なイベントを議論するために今朝ケベック時間の会議を予定していることを知りました。ISUは公開され次第この会議の結論について連絡しコメントすることを怠りません https://t.co/EHbJNh7VTM
— エルモ (@eru345) March 10, 2020
国際スケート連盟(ISU)も3月6日に「予定通り開催する」を発表していましたが…
カナダ・ケベック州政府は11日(日本時間12日)、フィギュアスケート世界選手権(モントリオール、16~22日)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同州の保健省を中心に開催の可否を協議していた。
発表の約3時間前には世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「パンデミック(感染症の世界的な大流行)」を宣言。開催が危ぶまれていた中で決定打となり、現地時間の11日午後3時30分(日本時間12日午前4時30分)に大会のキャンセルが決まった。
(日刊スポーツ [2020年3月12日6時55分])
ついにケベック州政府が日本時間の早朝、中止を発表しました。
新型コロナの流行が「パンデミック」とされたことが引き金となったようですね。
ケベック州政府の発表をTweetしてくださった方がいます。
ケベック州保健大臣のダニエル・マッキャン氏。
(簡易意訳)
世界フィギュア中止の主な理由・参加者の中には地元がウイルスに感染されている国から来るケースあり
・ウイルス検査機関のアクセスに限りがある可能性から旅行者へのケアが遅れる可能性
・この行事が多くの人々のウイルス感染に繋がる可能性
・そして地理的にも感染が広がる可能性 https://t.co/1mhnfvukUK— ゆに(uni) (@bebesho17) March 11, 2020
フランス語なので、意訳もありがとうございます!
日本からも多くの観客が渡航する予定だったはずです。
世界選手権をテレビで見ると、毎回、多くの日本人が応援しています。
私の知人も熱心なファンなので、「カナダでのワールド」を楽しみにチケットを買っていましたが、日本で先に感染が拡大していたので、「カナダに入国できるのか」心配していたほどです。
ISU、世界フィギュア延期も検討
国際スケート連盟(ISU)では、当初4月への延期を模索したようですが、それは難しいと判断。
しかし、今年中の開催を目指して検討していくとのことです。
ISUも同日、声明を発表。4月初旬以降への延期を模索したが「新型コロナウイルスの『パンデミック』という先行き不透明な状況を考慮すると、延期は現実的な選択肢ではない」と判断したことを明らかにした。
「中止」と発表したものの、今後さらに数週間、2020年内の開催を目指してステークホルダー(利害関係者)と検討を重ねると説明。時期については「10月より前はない」とした。来季2020-2021年シーズンの前半戦に世界一決定戦を移行できるかどうかが、次の焦点になりそうだ。
スケート競技会シーズンは4月でほぼ終わりとなり、シーズンオフになります。
競技会シーズンの再開は10月からとなるため、「10月より前はない」という発言になっているんだと思います。
でもシーズンはじめに世界選手権をおこなって、また、来年3月に2020−21シーズンの世界選手権をおこなうというのも、疑問ですよね?
シーズン中に2回、世界選手権があるようなもので、選手の負担も大きいと思います。
記事抜粋:ISUは、今後数週間、すべての利害関係者と協力して、ISU世界フィギュアスケート選手権2020が年内に開催される可能性があるかどうかを評価しますが、いずれにしても2020年10月までではありません。最終決定を下す前に、ISUはスケートカナダおよびISUメンバーと緊密に連絡を取り続けます。 https://t.co/apcqxSKdlE
— ★a★r★t★☆★☆ (@dmsr1958_2016) March 11, 2020
フィギュアスケート世界選手権の延期、東日本大震災のときも
過去に延期された世界選手権というと、日本のファンなら記憶に新しいかと思います。
2011年3月、東日本大震災が発災したため、21日から代々木第一体育館で予定されていた世界選手権はなくなりました。
当時の新聞記事です。
国際スケート連盟(ISU)は14日、フィギュアスケートの世界選手権を21日から東京・国立代々木競技場で開催することを断念したと発表した。東日本大震災の影響を考慮した。延期して開催するか、中止するかは事態の推移を見て決める。
同選手権には、日本勢初の2連覇を目指す男子の高橋大輔選手(関大大学院)と女子の浅田真央選手(中京大)ら40カ国・地域の約200選手がエントリーしていた。
ISUは、震災後も会場に問題がないと日本スケート連盟から連絡があったとして、予定通りの開催を11日に発表した。しかし、福島第1原発の事故などを受け、方針を転換。声明は「延期して開催するかは、事態の正常化と安全が日本の当局によって確認されるかにかかっている」とした。
(スポニチアネックス [ 2011年3月14日 17:53 ])
このとき、日本スケート連盟は、10月に延期して日本での開催を臨んでいましたが、それを断念。
ISUが代わりに主催するかどうかの候補を募ったところ、カナダ、アメリカ、クロアチア、フィンランド、オーストリア、ロシアの6か国が名乗りを上げています。
そして、2011年4月25日からロシアのモスクワで開催されました。
東日本大震災の10日後が世界選手権の予定だったんですよね…
震災直後は原発事故の被害が伝わりきらずに、世界選手権、開催してほしいなと願っていましたが、いま振り返ってみると、とても無理だったことがわかります。
今回の中止決定も、楽しみにしていただけに残念です。
ここに向かって日々の努力を重ねていた選手の心中を思うと複雑な気持ちになりますが、ここまで感染が広がっては…止むを得ないですね。
世界選手権の中止について、速報でお送りしました。今後、新しい情報が入ったら随時更新します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。