こんにちは、さややです。紀平梨花(きひらりか)選手は今年から拠点をスイスにうつし、ランビエールコーチのもとで練習に励んでいます。
新型コロナでのブランクを経て、どんな演技を見せてくれるのか、2020初戦となった全日本選手権は注目です!
当ブログでは、紀平選手の全日本選手権と2019から2020の軌跡を、どこよりもわかりやすくお届けします!
紀平(木平)梨花、全日本フィギュアが2020シーズン初戦に!
(姓は木平ではなく紀平です。)
紀平梨花、グランプリシリーズも中止で10ヶ月ぶりの試合
2020年から濱田美栄(はまだみえ)コーチとあわせてランビエールコーチの指導もあおぐことにした紀平選手、スイスに拠点をおいて練習を始めました。
新型コロナ感染拡大で出場予定だったグランプリシリーズフランス大会は中止、全日本選手権が今季初戦となります。
紀平梨花、全日本フィギュアが2020シーズン初戦に!
ファンはもちろん、宇野選手も待ち望んでいた試合だったとのことで、24日の公式練習では笑顔が見られました。
新型コロナ感染拡大にならないよう、カメラマンは代表で撮影、インタビューはリモートだそうです。
紀平梨花、全日本フィギュア2020、速報、結果、プロトコルは?
紀平梨花、ショートプログラムは?
紀平選手の身体能力をいかした大胆な振付が話題になっているショートプログラム。
1位 紀平梨花 79.34点
今季のショートプログラムは79.34点!
「ものすごい」振付(by鈴木明子さん)です!
トリプルアクセルはGOE2.17点の素晴らしい出来、コンビネーションジャンプの着氷後、すこしバランスを崩してヒヤッとしましたが、大丈夫でした。
話題の側転はステップの冒頭に。
動きを止めてみると手も足もまっすぐに伸びています。
解説の荒川静香(あらかわしずか)さんが「滑る氷の上で、腕一本で体を支えるとは。さらにスケート靴の重さを考えると、紀平選手にしかできない」と感嘆していました。
リンクサイドには、現在師事しているランビエールコーチと濱田美栄(はまだみえ)コーチが並んで見守っていました。
紀平選手、今季はショートプログラム、フリーともに新プログラムを用意しています。
紀平梨花、フリーで4回転サルコウを成功!!!
実戦で初めて4回転サルコウをいれ、見事に成功。
そして、なんとGOE(出来栄え点)が3.19点!!!
サルコウの出来栄えが3点を超すなんて、男子でも数人。羽生選手くらいなんじゃないでしょうか??
解説の荒川さんも「流れのなかできれいに飛んでいて、世界一美しい4回転サルコウですね」と感嘆していました。
すべてのジャンプに加点がつく素晴らしい出来で、「これ、初戦だよね???」ととまどうほど。
始まる前も終わったあとも力みのない笑顔で、とても自然体。
昨日の羽生選手もそうですが、メンタルの強さがケタ外れですね。そこが強さの秘密かもと考えてます。
紀平選手は、自己ベスト233.12点(世界歴代最高得点10位)を上回っているので、これからが楽しみです。今日はトリプルアクセルを1本でしたが、彼女は2本入れられますからね。
世界歴代最高得点240点が見えてきました!!
新プログラムについての情報はこちらにまとめていますので、あわせてどうぞ!
女子シングルの結果はこちらの記事にまとめてあります。
フリーの演技も楽しみです。
紀平梨花、2019シーズンの軌跡
オフシーズンにジャンプの強化をして、トリプルアクセルを安定させてきた紀平選手。
初戦「オータム・クラシック」で優勝、ISUグランプリシリーズ「スケートカナダ」を2位で終える、好調のスタートでした。
今季のプログラム、「ブレックファストインバクダッド」、「International Angel of Peace(インターナショナルエンジェルオブピース)」についても紹介している記事はこちらです。
迎えたISUグランプリシリーズのNHK杯。ロシアのザギトワ、コストルナヤと緊迫した試合になりました。
勝負の一戦、紀平選手が新調した衣装に身を包みました。
紀平選手の今シーズンの衣装の変化、衣装デザインについてまとめた記事はこちらです。
ノーミスで演技をまとめたNHK杯でも2位と、ロシアのコストルナヤに及ばなかった紀平選手。
グランプリファイナル優勝を目指して4回転サルコーを演技に組み込む決断をします。
しかし、ロシア3人娘へおよばず、4位となりました。
けれども、グランプリシリーズを通して、トリプルアクセル3本をノーミスで組み込む演技をまとめたことは、おおきな収穫です。
初優勝にむけて、全日本選手権にのぞみます。
紀平梨花、速報、全日本2019、ショートプログラム結果、プロトコル(得点詳細)
紀平選手、ショートプログラム73・98点で順当に首位発進ですが、らしくない演技内容でした。
冒頭のトリプルアクセルは、着氷が乱れて手を氷につくミス。
3回転フリップ+トーループのコンビネーションジャンプ、最後の3回転ループはきれいにまとめています。
スピンがひとつレベル3になっていて、レベルの取りこぼしは珍しいです。
やっぱり全日本選手権の重圧は重いのでしょうか?
「フリーはノーミス目指していく」と演技後のインタビューで語っていました。4回転に挑戦するかも注目です。
表の1行目が得点詳細です。
(左から)順位、選手名、所属、合計得点、技術点、演技構成点、スケート技術、つなぎ、パフォーマンス、振り付け、曲の解釈、減点、#滑走順
テレビ放送予定、日程についてはこちらの記事をどうぞ。
紀平梨花、速報、全日本2019、フリー結果、プロトコル(得点詳細)
紀平選手、ノーミスの完璧な演技を披露!合計229.20点、2位に20点以上差をつけて、全日本選手権、初優勝です!
コンビネーションの3回転トゥループに回転不足(<マーク)がひとつついただけで、すべての要素にGOE(出来栄え点)がつく、素晴らしい演技でした!
冒頭、予定していた4回転サルコウは回避して3回転サルコウに変更しました。
トリプルアクセルをふくむ演技要素を完璧にまとめる方に重点をおいた判断だと思います。
それが成功して、スピン・ステップはすべてレベル4で、全くすきがありません。
ここまで演技がまとまっていれば、いよいよ4回転をプログラムに入れてきても成功するでしょう。そういう作戦ですね。(4回転ジャンプがひとつ成功しても、その疲労で他の要素が失敗しては元も子もないわけです)
世界選手権でどう戦うかということも視野に入れた4回転ジャンプ回避ですね。
世界を視野に入れて戦ったいるのは、女子では紀平選手と宮原選手くらいかと思うので、そのへんも強さの秘密です。
紀平選手、優勝おめでとうございます!
紀平梨花、世界選手権代表として全日本2019のエキシビション!
世界選手権代表として、エキシビション「全日本フィギュア メダリストオンアイス」に出演しました。
金色の衣装に身を包み、キレのある演技を披露していました。世界選手権ではまたロシア勢との戦いになりますね!期待しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。